石原都政最大の功績は【複式簿記】の導入

2016.7.19

現在都知事選が繰り広げられているわけですが、そんな最中、石原都政の功績について考えてみました(ちょっと長文です)。

高みの見物

本題に入る前に。

東京都民の皆様、毎度お疲れ様です。今回も動物園の様相を呈していますね。○にかけの老人から、立候補までは良かったが、なぜか都議会の解散をぶち上げた御仁や、首都圏の金を地方にばら撒いた元官僚まで、よりどりみどりですね。こうなったら、以前からブレずに一貫した政策を掲げてきたマッ○赤坂氏に都政を預けてみてはいかがでしょうか?

地方在住の自分にとっては、毎度毎度非常に有意義な選挙戦を見ることができ、大変ありがたいことでございます。

ちょっと真面目に都知事選を語りますが、今回の選挙においては争点など存在しないが如くだと思います。候補者の間では2020年の東京オリンピックをどうするんだとか、そのような話しが出てきていますが、そんなものは優秀な都職員と国家官僚にでも任せておけばいいのです。役人は新しいことを考えるのは苦手ですが、既定の事業を実施することにかけては大変有能であります。
無理矢理争点を挙げるとすれば、どれだけバラマキを自重することができるか、の一点でいいと考えます。青○都政のように、愛想だけよく借金をこしらえる候補者だけは選んでほしくないものであります。

石原都政の功績について

前置きが長くなりました。ここから本題。

石原都知事については、尖閣問題で新たな火種を作ってみたり、新銀行東京で壮大な打ち上げ花火をかましたりと、色々と問題があったわけです。しかし、ディーゼル車の規制など、一定の功績を残したのも事実。

その中でもほとんど知られていないですが、最大の功績といえば東京都に【複式簿記】を導入したことであります。

役所の会計は家計簿方式

役人は、末端から偉いおじさんたちまで含めて、複式簿記を知りません。それもそのはず、役所では損益計算書や貸借対照表、キャッシュフロー計算書といった計算書類を作成していません。と言いますか、帳簿を付ける段階において、貸し方や借り方といった概念すらありません。(病院や上下水道など、一部では導入しています)

役所では、いくらのお金が入ってきたのかを管理して、どれだけのお金が出ていったのかを管理しています。言い換えれば、主婦が旦那の収入がいくらかを把握し、どれだけのお金が何に使われたのかを家計簿に付ける方式と同じなのです。
徹底した現金主義ですね。

したがって、減価償却費用といった概念上のお金については取り扱わないのです。
これはこれで、メリットもあります。現金主義なので1円単位まで管理することができ、各部局ごとに資金収支がはっきりします。

しかし、この家計簿方式では貸借対照表といった財務情報が出てこないので、実施した事業の費用対効果が見えてきません。また、前年度の決算を締めるまでの時間もかかり、次年度予算にそれを反映させることもできません。また、貸借対照表が作られませんから、その自治体がどのくらい資産を持っているかすら把握できません。
つまり、メリットよりデメリットの方が大きいのです。

では、なぜ家計簿方式を採用しているのでしょうか?

答えは簡単。昔からそう決まっているからです。

役人の習性は前例踏襲主義です。どんなにデメリットが大きくとも、前例からはみ出ることはまかり通らないのです。

それと理由がもう一つあります。家計簿である資金収支計算書は必要ですので、これに財務書類まで作るとなると大変なのです。一般的な会社であれば、会計ソフトに仕分伝票を打ち込めば、自動的に財務書類が出来あがりますが、資金収支も、となれば資金収支の仕分けを入力して2段仕分けをする専用ソフトが必要なのです。

私は役所勤めではないのですが、それに近い会社で仕事をしており、資金収支の仕分けを入力し、自動的に損益計算書や貸借貸借対照表を作成するための特別な会計ソフトを導入しています。
これがまた面倒くさいのです。特に決算仕分ともなれば、非常に多くの労苦を要します。気をつけなければミスも頻発します。

小さい団体でもこのような状況ですから、東京都のような大規模な自治体が複式簿記を導入するのは大変だったと思います。

ちなみに、最近では地方自治体でも貸借対照表などを公表していますが、あれはインチキです(笑)。
作らないよりは作った方がまだマシ、と言ったレベルです。
あれは、家計簿をつけて前年度の貸借対照表を作る際に、住宅ローンや教育資金などを概念的に積み上げた程度のものです。わたしのブログの貸借対照表と同じなのです。

まとめ

石原のおじーちゃん、ああ見えてかなり重要な東京都改革を行っているんです。

したがって、改革を優先するのであれば、地方自体の長を選ぶに当っては、役所とのしがらみがない人を選ぶべき、ということがはっきりすると思います。

逆に、改革よりも安定的な自治体運営を望むのであれば、自治体出身者を選ぶのがいいと思います。

こんな駄文ですが、東京都民の皆様が本稿を都知事選の参考にして頂ければ幸いと存じます。

地味にコツコツと
応援よろしくお願いします
にほんブログ村 株ブログ 米国株へ
にほんブログ村

スポンサードリンク
スポンサードリンク

0 件のコメント :

コメントを投稿